心理学基礎講座

心の「ものさし」を確かめよう。【あおぞら心理学講座】

前回のコラムで『こころの中の想像力』を研いていけばすばらしい未来が…と書きましたが、ここで1つ困った問題があります。
それは、集めた情報の種類や量がひとりひとり違うということです。

そんなの当たり前じゃないか!という方もいると思いますが、解っていながらも自分の判断基準をすべてに当てはめようとしてしまう人が多いのも事実です。
あなたもふと気が付くと、自分の「ものさし」で物事を測っていた…なんてことありませんか?

物事を測る「ものさし」には0%ブラック(=真っ白、この上なくすばらしいこと)から100%ブラック(=真っ黒、最悪のこと)までの目盛りがふられています。
例えば『ある出来事』をその「ものさし」で測ってみましょう。

その出来事とは『殺人』です。
「人を殺す」という行為は、『あなた』にとって何%ブラックですか?

100%ですか?
それとも0%ですか?

私はカウンセリングの時、たまにですがこの「ものさし」の話をします。
そしてその時には必ずこの質問をします。

この質問に答えてくれた人の中で『殺人』を100%ブラックと答えた人は殆どいません。
殆どの人が80~98%の間の数字を示します。
もっと低い数字を示す方もいます。


では100%ではない理由は何でしょう。
そして、その数値よりも上を示すもっともブラックなこととは、あなたにとって何でしょう?
では、別の行為について考えてみましょう。
人を殴ることは何%ですか?
100円拾ってポケットに入れることは?
電車で席を譲らないことは?

こうして、色々な行為について考えていくと自分の「ものさし」が出来上がります。
もし、あなたの周りに協力してくれる人がいたら、その人にも同じ項目で「ものさし」を作ってもらってください。
そして、あなたの「ものさし」とその人の「ものさし」を比べてみましょう。

それがどんなに仲の良いお友達だとしても、きっと違うものさしが出来上がっているはずです。

人は生活をしていく上で、様々な情報と出会い自分の中に取り入れて行きます。
そしてその取り入れた情報を元に物事の「善し悪し」を判断します。

経験を含め、出会った情報により「ものさし」は変わってきます。
それを念頭に置き、心理カウンセリングは進められます。

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