不安障害

追加で解説!対人恐怖症の場合【あおぞら心理学講座】

対人恐怖症・恐怖症・恐怖神経症


対人恐怖症で、日本人特有の症状があります。
それが「わたし、臭い?」系の対人恐怖症です。

例えば、お話をしている相手が鼻に手を当てたり、顔をそらしたりすると「もしかしたら私の口が臭いのかも!」と考えます。
少し気になって自分と話す時の回りの人の行動を見ていると・・・やっぱり、他の人も顔を背けている!

「あぁ、わたしの口は臭いんだ!」と、それが確信になります。

確信になってしまうと、それ(口が臭い)を何とかしようと色々な方法を取ります。

例えば、
◇血が出るくらいに何度も歯を磨く
◇常にマスクをする
◇人前で話さないようにする・・・。

◇さらに進むと人との接触を絶つように、引きこもってしまう・・・。


息だけでなく、体臭や歯並び、赤面、三段腹(ん!?)などの身体的特徴でも、同じケースが考えられます。

たいていの場合は、たんなる思い込みで他の人は「あんた臭い!」とは思っていないのですが、本人は思いつめて自分を追い込んで結果、対人恐怖症になってしまいます。

実は冒頭でも書きましたが、この対人恐怖症のケース日本人には結構多いのですが、心理学の本場米国ではあまり報告されていないのです。

もともと国民性か、米国の方は臭いなら「口が臭い!」と遠慮なくはっきり言う傾向があります。
しかし、日本人は『傷つくかも』と考えてはっきりと言わないことが多いようです。

そのため、『あぁ、きっとあの人は、私が臭いのを我慢しているんだわ!』と勘違いの方向へ進んでしまうのです。

ちなみにお隣の国、韓国でもこの対人恐怖症の症例は多いらしいです。

文化ですね。・・・と感心してはいられません。

この対人恐怖症には抗うつ剤や抗不安薬で、少しずつ対応していく治療法や、森田療法(*1)がよいといわれています。


*1:『森田療法』とは、森田正馬氏が作った治療法。簡単に言えば、気にしない!と思えるようにするというものです。
イメージとしては、始めは気になっていた耳鳴りが、音はそのままなのに、時間が経つと気にならなくなる感じ。
(一休さんの「気にしない、気にしない。ひとやすみ、ひとやすみ。」だ!・・・いいのか?こんな説明で。)

本来、森田療法はキチンとした医療機関(施設)で、段階を踏んで行うものなので、自己流でやるのは止めましょうね。


もっと詳しく!対人恐怖症の場合【あおぞら心理学講座】

対人恐怖症・恐怖症・恐怖神経症

いい人と思われたい。

立派な人間と思われたい。

出来る人間と思われたい。

と強く思ったときに、人はそれに相応しい行動を自分の中で想定します。
その行動は自分自身にテストを強いているのと同じ緊張を与え続けます。

そして、その行動が出来なかったときに、

「嫌われるんじゃないか」

「笑われるんじゃないか」

という不安が生まれ、やがてそれが人と接する事に対する恐怖に変わっていきます。


たとえば【合コン】を例に説明しましょう(←え?笑)

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あなたは、普段からとてもきちんとした礼儀正しい人と評判です。
ある日、友達に誘われて参加した合コンで、お箸では食べづらい物が出てきました。

『どうしよう…手を使ったら汚い奴って思われそうだし。』

結局お箸で食べようと試みましたが、ボトっっとスカートに溢してしまいました。
斜め前に座っていた本命君は「大丈夫?」と声をかけてくれましたが、あなたは心の中で、

『あぁ、きっとお箸もまともに使えない奴と思っているに違いない!なんでキレイに食べれないんだろう。』と考えてしまいます。

そして『もっときちんと行動しなくては』と考えながらワイングラスに手を伸ばしたとき、今度は指先がグラスに当たってを倒してしまいました。

『あぁ、またやってしまった・・・。』

それから、人前で食事する度に緊張して失敗を食えいり返してしまい、とうとう、人前での食事が出来なくなってしまいました。
~~~~~~~~

これが、対人恐怖症の症例の1つです。
対人恐怖症の人は、ただ闇雲に他人に会わないのではなく、社交的なことが極端に苦手になりそういった状況になるのを避けてしまいます。


他のケースも有ります。
それは次のコラムで。

恐怖症!?がんばれドラえもん!【あおぞら心理学講座

恐怖症

一般的によく耳にする「高所恐怖症」や「対人恐怖症」で本当に「恐怖症」と診断される方は少ないのではないでしょうか。
難しいのは「高いところが嫌い」「人と接するのが嫌い」の嫌いの度合いが高いと「恐怖症」と勘違いしてしまうところです。

ドラえもんを例に取ると、小さい頃ネズミに耳をかじられたのが原因で「ネズミ!」と言われただけで、飛び上がって叫び目を回すドラえもんは、「ネズミ恐怖症」と判断してよいでしょう。
おそくドラえもんはネズミをイメージするだけで青い体がより青くなり脂汗が出てきます。

では高所恐怖症と言ってる芸能人がたくさんいますが、その中で高いところを想像しただけで、目を回してパニックになる人はどのくらいいるでしょうか?
…あまりいませんよね?
こういった人たちの殆どは「高所が大の苦手」なのであって、「恐怖症」では無いと考えられます。

恐怖症の原因の大多数が、子どもの頃の出来事が原因だと言われています。
恐怖症への対応は認知行動療法や薬が主となります。


PTSD誕生の切欠はベトナム戦争【あおぞら心理学講座】

心的外傷後ストレス障害(PTSD)


以前から、同じような症状は報告されていましたが、PTSDと言う言葉と症状を一気に有名にした出来事はベトナム戦争ですが、地震や津波のような災害やレイプ・虐待と言った人的被害まで、原因は多岐にわたります。

何が原因だとしても
1)危うく死ぬまたは重傷を負うような出来事を、実際に経験したか、自分または他人の身体の保全に迫る危険を経験、目撃した事がある。
2)その人の反応が、極度の恐怖、無力感、絶望などを含んでいた。
のであればPTSDの可能性があります。
さらに心的外傷後ストレス障害を診断されるのは細かな条件があります。

その細かの条件までは書きませんが、著しい苦痛または、社会的・職業的・その他の重要な領域における機能の障害を引き起こしているのであれば、すぐにでも専門家の判断を仰ぎましょう。

PTSDは同じ経験をしてもならない人もいますし、発症時期も異なります。

強迫性障害でしつこいくらいに鍵掛け確認!【あおぞら心理学講座】

強迫性障害

いわゆる潔癖症と言われるのもこの「強迫性障害」に入ります。
昔の少女漫画によく出てきたドアノブに「ハンカチ」をかけて回したり、手をいつまでも洗い続ける白いブラウズの貴公子の…あれです。

皆さんの周りにも鍵をかけたあと、なんともドアノブをガチャガチャして確かめる人や、不安になって再確認に行く人、靴は必ず左から履く!…なんて人がいるのではないでしょうか?

強迫性障害はそれらの行動が酷くなり、日常生活にも支障をきたしてしまうことを言います。

「靴を左から履くとよい事がある」という、縁起を担ぐレベルならよいのですが、「左から履かなければ悪いことが起こるから、何が何でも左から履かなければ…」「あぁ、今日は右から履いてしまった、きっと不幸が襲うに違いない」となって生活に支障がでてしまえば、立派な強迫性障害です。

強迫性障害も認知行動療法での対応が一般的です。
生活に支障をきたすようなら、心理カウンセリングをオススメします。

パニック障害はジョニー・デップも経験者【あおぞら心理学講座】

パニック障害(不安障害)

パニック障害の主な特徴として上げられるのがパニックアタックです。
パニックアタックは突然、原因不明の激しい不安に襲われます。

たとえば
1)動悸が激しくなる
2)冷や汗が大量に流れる
3)呼吸が出来なくなる
4)胸の痛み、吐き気、腹痛
5)漠然とした恐怖や不安
…などなど、その他にもたくさんの症状があります。

そして、「また、呼吸が出来なくなったらどうしよう」などパニックアタックに対する不安やそれを起こす原因に対する不安から「パニック障害」となってしまいます。

わたしは心理カウンセラーをしているのですが、潜在的にこの症状を持ったクライアントさんがとても多い気がします。

ちなみに、私は「電車の中で腹痛に襲われる」症状を経験したことがあります。30分の電車移動中に3回くらいは途中下車をしていました。それが数ヶ月続きました。
私の場合は心理カウンセリングでよく使う「認知行動療法」をやり、今はこの症状はすっかり無くなりました。

パニック障害を改善する方法は先に紹介した認知行動療法の他にもワークグループで悩みを共有したり、適度に身体を動かしたりする方法があります。


一人で悩まないで、信頼できる誰かに相談してみましょう。